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ヘルマンリクガメは、ヨーロッパ原産のリクガメで、ロシアリクガメと並んで初心者に人気のある種類です。
丸みのある甲羅と愛らしい表情が魅力ですが、亜種によって成体の大きさが大きく異なるという特徴があります。
この記事では、ヘルマンリクガメの飼い方を、大きさ・ケージサイズを中心に初心者向けに解説します。
ヘルマンリクガメとは
ヘルマンリクガメ(学名:Testudo hermanni)は、ヨーロッパの地中海沿岸(スペイン、南フランス、イタリア、バルカン半島など)に生息するリクガメです。
知っておきたいポイント:亜種によって大きさが大きく違う
ヘルマンリクガメには複数の亜種があり、成体になったときの大きさが以下のように異なります。
| 亜種 | 成体の甲長の目安 |
|---|---|
| ヒガシヘルマンリクガメ | 最大35cm程度(平均30cm前後) |
| ニシヘルマンリクガメ | 最大20cm程度 |
| ダルマティアヘルマンリクガメ | 最大18cm程度(最も小型) |
購入時は幼体が小さくても、どの亜種か(または混血の可能性があるか)によって、将来必要なケージサイズが大きく変わるため、購入時にお店へ確認しておくことをおすすめします。
基本情報
- 寿命:30〜50年程度(情報源によって幅があります)
- 活動時間:昼行性
- 流通:ワシントン条約(CITES)附属書IIに登録されており、国内で流通する個体の多くは人工繁殖(CB)個体です

ヘルマンリクガメの飼育に必要なもの
ケージ
ケージサイズの目安として、「幅は体長の5倍、奥行きは体長の3倍、高さは体長の2倍以上」という考え方が紹介されています。
- 幼体のうちは60cm程度のケージでも飼育可能
- 成体(特にヒガシヘルマンリクガメ)になると、最低でも幅90cm以上、できれば120cm以上が推奨される
亜種によって成体サイズが異なるため、将来のサイズを見越したケージ選びが重要です。
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リクガメ ケージ 木製はこちら(Amazon)バスキングライト・UVBライト
リクガメの飼育には、バスキングライトとUVBライトの両方が必要です。UVBライトはビタミンD3の合成を促し、カルシウムの吸収を助けます。不足するとクル病(骨軟化症)のリスクが高まります。
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リクガメ UVBライトはこちら(Amazon)シェルター
紫外線を浴び続けると目に負担がかかるとされているため、日陰に避難できるシェルターは必須です。
リクガメが甲羅ごとすっぽり入り、方向転換できる程度の大きさを選んでください。
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リクガメ シェルターはこちら(Amazon)水入れ
ヘルマンリクガメは水をよく飲み、水浴びも好む種類です。
全身が浸かれる程度の、浅く広い水入れを用意してください。
水入れの中で排泄することが多いため、毎日新鮮な水に交換してください。
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床材の上に直接餌を置くと誤飲の危険があるため、餌用に平たい石やお皿を別途用意することをおすすめします。
温湿度計
ケージ内の環境を管理するために必須のアイテムです。
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爬虫類 温湿度計はこちら(Amazon)温度・湿度管理
ヘルマンリクガメは、地中海沿岸というやや湿度のある地域が原産のため、中央アジア原産のロシアリクガメと比べて、高温・多湿な環境を好む傾向があるとされています。
具体的な数値は情報源によって幅があり、断定的な基準は確認できませんでしたが、一般的なリクガメ飼育の目安として、以下のような温度帯が紹介されています。
- バスキングスポット:30℃台前半
- ケージ全体:25〜30℃程度
- 夜間:極端に下げすぎない
※この数値は目安であり、詳しくは購入元やより専門的な文献も参考にしてください。
冬季は乾燥に注意し、湿度管理も意識してください。
餌の与え方
ヘルマンリクガメは草食性で、主に葉野菜を中心に与えます。
- おすすめの野菜:チンゲン菜、小松菜などの葉野菜
- 同じ野菜ばかりでなく、バランスよく数種類をローテーションする
- 給餌頻度:1日1〜2回程度を目安に、様子を見ながら調整する
- 誤飲を防ぐため、床材の上に直接置かず、平たい皿の上に置く
カルシウムパウダーの添加については、ロシアリクガメの記事でも紹介した通り、幼体は毎回、成体は数回に1回を目安に行ってください。
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爬虫類 カルシウムパウダーはこちら(Amazon)性別の見分け方
ヘルマンリクガメは、尻尾の形状で性別を判断できるとされています。
オスの尻尾は根本が太く、鉤(かぎ)状の鱗があるのが特徴です。
ただし、確実な判断には成長を待つ必要があり、幼体のうちの判別は難しいとされています。
まとめ:ヘルマンリクガメ飼育のポイント
- 亜種によって成体の大きさが大きく異なる(15cm〜35cm程度まで幅がある)
- ケージは将来のサイズを見越して選ぶ、成体は最低90cm以上が目安
- ロシアリクガメよりやや高温多湿を好む傾向がある
- シェルター・水入れ・UVBライトは必須
- 餌は葉野菜中心で、誤飲防止のため皿を使う
ヘルマンリクガメは寿命が30〜50年と長く、長く付き合うパートナーです。
正しい知識で、健やかな環境を整えてあげてください。
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