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この記事の要点(30秒でわかる結論)
- 全長は20〜25cm、寿命は10〜15年(20年以上の例もあります)
- ケージは幅45cm前後が目安(体長の2倍以上あると理想的)
- 温度は昼24〜32℃・夜18〜24℃、湿度は40〜60%
- 保温はパネルヒーター+サーモスタットで、暖かい側と涼しい側をつくる
- 餌は成体で数日に1回。尾の太さを見て量を調整する
ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)は、爬虫類の中でも飼いやすいとされる種類で、初めて爬虫類を飼う人が選ぶことの多い種類です。
ただし、「飼いやすい」は「何もしなくてよい」という意味ではありません。
温度管理と、栄養・脱皮に関する基本を押さえておくことが、長く健康に飼うための前提になります。
この記事では、必要なもの・温度と湿度・餌・脱皮ケアの順に、レオパードゲッコーの飼い方を解説します。
レオパードゲッコーとは
ヒョウモントカゲモドキ(学名:Eublepharis macularius)は、インド北西部からパキスタン、アフガニスタン南部にかけての乾燥した岩場や砂漠地帯に生息する爬虫類です。
「レオパ」の愛称で親しまれています。
英名は leopard gecko(ヒョウ柄のヤモリ)ですが、和名は「ヤモリ」ではなく「トカゲモドキ」です。
基本情報
- 全長:20〜25cm、体重:60〜90g程度
- 寿命:10〜15年(20年以上生きた例もあります)
- 活動時間:夜行性
- 適正温度:昼間24〜32℃、夜間18〜24℃
- 適正湿度:40〜60%
※数値は記事末尾の情報源を照合した目安です。個体や飼育環境によって、適切な範囲は変わります。

レオパードゲッコーの飼育に必要なもの
飼育を始める前に、以下のものを揃えましょう。
ケージ
レオパの全長は20〜25cmです。30cm程度のケージでも飼育は可能とされていますが、夜間はよく動き回るため、体長の2倍以上の幅・奥行きがあると理想的です。
目安は幅45cm前後で、45×30×30cm程度のケージなら成体でも余裕をもって飼育できます。ガラス製のケージは保温性・視認性が高くおすすめです。
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パネルヒーター(底面ヒーター)
レオパの保温に最も重要なアイテムです。
ケージ床面の3分の1〜半分程度に敷くのが基本です。
ケージ全体をパネルヒーターで覆うと逃げ場がなくなるため、必ず片側だけに設置してください。
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サーモスタット
パネルヒーターと組み合わせて使うことで、温度を自動調節できます。
温度管理は飼育の要なので、サーモスタットは必須アイテムです。
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ウェットシェルター
レオパが隠れるためのシェルターです。
上部に水を入れられる構造になっており、内部の湿度を高く保つことができます。
脱皮不全の予防にも役立ちます。
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床材
レオパの床材として一般的に使われるものは以下の通りです。
- キッチンペーパー:管理が簡単で衛生的。汚れたら丸ごと交換でき、初心者に最もおすすめ
- 爬虫類用の砂:自然に近い見た目だが、誤って食べてしまうリスクがあるため注意が必要。管理に慣れるまではキッチンペーパーが安心
- タイル:保温性が高く、掃除が簡単
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温湿度計
ケージ内の温度と湿度を常時確認するために必須のアイテムです。
デジタル式のものが見やすくておすすめです。
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水入れ
レオパは水を飲むため、常に新鮮な水を用意してください。浅めの水入れを使い、毎日水を交換します。

温度・湿度管理
レオパの飼育で最も重要なのが温度管理です。
温度管理
昼間は24〜32℃、夜間は18〜24℃が目安です。
パネルヒーターで暖かい側と涼しい側をつくり、レオパ自身が居場所を選べるようにします。
- 昼間(ケージ全体):24〜32℃
- 暖かい側(パネルヒーター上):30℃前後
- 涼しい側:25℃前後
- 夜間:18〜24℃
夏場に室温が上がりすぎる場合は、逆に冷やす対策が必要になることもあります。
日中に自宅を空けることが多い場合は、留守中の室温にも注意してください。
湿度管理
適正湿度は40〜60%です。
乾燥しすぎると脱皮不全を起こすことがあるため、ウェットシェルターを設置して、局所的に湿度を上げておくと安心です。
餌の与え方
餌の種類
レオパの主食は昆虫です。生き餌と人工フードを組み合わせるのが理想的とされています。
- コオロギ:最も一般的な生き餌。栄養バランスが良い
- ミルワーム:嗜好性が高いが脂肪分が多いため、与えすぎに注意
- デュビア(ゴキブリの一種):栄養価が高く、管理しやすい
- 人工フード:管理が簡単。たとえばキョーリン(Hikari)の「レオパゲル」「レオパドライ」は、昆虫食のトカゲ・ヤモリ向けの総合栄養食として案内されています。慣れるまで時間がかかる個体もいます
餌のサイズは、レオパの頭の幅程度が目安です。
給餌頻度
- 幼体(生後6ヶ月未満):毎日〜2日に1回
- 成体(生後6ヶ月以上):数日に1回(2〜3日に1回程度が目安)
給餌は、活動を始める消灯前(夕方〜夜)に1回が基本です。
あげ過ぎは肥満や消化不良の原因になるため、体調を見ながら調整してください。
※幼体の頻度は情報源によって幅があります。個体の食欲や体格に合わせて調整してください。
尾の太さで栄養状態をチェック
レオパは尾に栄養を蓄えます。尾がふっくらしていれば栄養状態は良好で、細くなってきたら、餌の量や頻度を見直すサインです。
成体では、尾の太さを目安に給餌を調整します。
カルシウム・ビタミン補給
餌にカルシウムパウダーやビタミン剤をまぶして与えることで、栄養不足を防げます。
特にカルシウム不足はクル病(骨軟化症)の原因になるため、必ず行ってください。
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脱皮のケア
レオパは定期的に脱皮します。
健康な個体は自分で脱皮を完了しますが、湿度が低いと脱皮不全を起こすことがあります。
脱皮不全が起きたら
皮が残っている状態を見つけたら、以下の手順で対処してください。
- 30℃前後のぬるま湯を、浅いトレーに張る
- レオパを5〜10分ほど温浴させる
- 柔らかい綿棒や指で、残った皮を優しく取り除く
- 指先や目の周りに残った皮は、特に慎重に取り除く
脱皮不全を防ぐためにも、ウェットシェルターの設置と適切な湿度管理が大切です。

ハンドリング(触れ合い方)
レオパは、爬虫類の中では人に慣れやすい種類とされています。
ただし、慣れるまでには時間が必要です。
ハンドリングの注意点
- 購入直後は1〜2週間ハンドリングを避ける(新しい環境に慣れさせるため)
- 尻尾を持たない(自切してしまう可能性があります。尾は栄養を蓄える大切な部分です)
- 1回のハンドリングは短時間(15〜20分程度まで)を目安にする
- 脱皮中はハンドリングを避ける
- 食後1時間以内はハンドリングを避ける
よくある病気・トラブル
クル病(骨軟化症)
カルシウム・ビタミンD3の不足で起こる病気です。
四肢の変形や痙攣が症状として現れます。カルシウムパウダーの定期的な添加で予防できます。
脱皮不全
湿度不足が主な原因です。
ウェットシェルターの設置と、適切な湿度管理で予防できます。
拒食
環境の変化やストレスで、餌を食べなくなることがあります。
まずは温度・湿度・シェルターの位置など、環境を見直してください。
食べない状態が続き、尾が細くなってきた場合や、体重が減ってきた場合は、早めに爬虫類を診察できる動物病院に相談してください。
まとめ:レオパードゲッコー飼育のポイント
- ケージは幅45cm前後を目安に用意する
- パネルヒーターとサーモスタットで、暖かい側と涼しい側をつくる
- 温度は昼24〜32℃・夜18〜24℃、湿度は40〜60%が目安
- ウェットシェルターで湿度を確保し、脱皮不全を防ぐ
- 餌にカルシウムパウダーをまぶし、尾の太さで量を調整する
- 購入直後はハンドリングを控え、環境に慣れさせる
レオパードゲッコーは、適切な環境を整えれば10年以上一緒に暮らせるパートナーです。
ぜひこの記事を参考に、レオパとの生活を楽しんでください。
この記事の情報源
下記の情報を照合してまとめています。数値は目安であり、個体差があります。
- アニコム あにこむユー「ヒョウモントカゲモドキの飼い方完全ガイド!~お迎え準備・ごはん編~」(温度・湿度・寿命・ケージサイズ・給餌)
- キョーリン【Hikari】「ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼育方法」(床材・人工フード)
- 東京ECOいきもの図鑑「ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)は初心者でも飼いやすい?」(餌の種類・サイズ)
- いきもの商店くすくす「ヒョウモントカゲモドキの飼い方」(飼育適温・夏場の対策)
- コーナンTips「ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼い方!品種や飼育に必要なものを解説」(名称の由来)
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