ロシアリクガメは、リクガメの中で最も飼育しやすい種類のひとつです。
比較的低温に強く丈夫で、草食性のため餌の管理がシンプル。
リクガメを初めて飼う方に最もおすすめの種類です。
この記事では、ロシアリクガメの飼い方を初心者向けに完全解説します。
ロシアリクガメとは
ロシアリクガメ(学名:Agrionemys horsfieldii)は、中央アジア(カザフスタン・ウズベキスタン・アフガニスタン・パキスタンなど)の乾燥した草原・砂漠地帯に生息するリクガメです。
ホルスフィールドリクガメとも呼ばれ、リクガメの中では比較的小型で飼育しやすい種類として知られています。
基本情報
- 全長:15〜25cm
- 寿命:40年以上
- 活動時間:昼行性
- 適正温度:25〜30℃(バスキングスポット:35℃前後)
- 適正湿度:40〜60%

ロシアリクガメの飼育に必要なもの
ケージ
ロシアリクガメは活動的な種類のため、十分な運動スペースが必要です。
- 幼体:幅60cm程度
- 成体:幅90cm以上
リクガメは穴を掘る習性があるため、床材を深めに敷けるケージが理想的です。木製ケージは保温性が高くリクガメ飼育に適しています。
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リクガメ ケージ 木製はこちら(Amazon)バスキングライト
ロシアリクガメの飼育にバスキングライトは必須です。
バスキングスポットを35℃前後に保つことで、消化促進・体温調節・活性化に役立ちます。
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リクガメ バスキングライトはこちら(Amazon)UVBライト(紫外線ライト)
ロシアリクガメの飼育にUVBライトは必須です。
UVBライトはビタミンD3の合成を促進し、カルシウムの吸収を助けます。UVBライトなしではクル病(骨軟化症)になるリスクが非常に高くなります。
UVBライト選びのポイント
- UVB照射量:UVB10.0以上を推奨
- 交換時期:パッケージに記載された使用期間を守る
- 設置位置:ケージ上部・バスキングスポットの近く
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リクガメ UVBライトはこちら(Amazon)サーモスタット
温度を自動調節するために必須のアイテムです。バスキングライトと組み合わせて使用することで、適切な温度管理ができます。
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ロシアリクガメに適した床材は以下の通りです。
- バークチップ(広葉樹):保湿性があり自然に近い環境を再現できる
- ヤシガラ土:保湿性が高く穴掘り行動をさせやすい
- 赤玉土:管理がしやすくコストパフォーマンスが高い
ロシアリクガメは穴掘りが好きな種類のため、床材は10cm以上の深さで敷くことをおすすめします。
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リクガメ 床材 バークチップはこちら(Amazon)水入れ
浅めの水入れを設置し、常に新鮮な水を用意してください。ロシアリクガメは水入れから直接水を飲むことがあります。
また、週に1〜2回程度**温浴(30℃程度のぬるま湯で10〜15分)**を行うことで水分補給と排泄を促すことができます。
温湿度計
ケージ内の温度と湿度を常時確認するために必須のアイテムです。バスキングスポットとクールスポットの両方を計測できるよう、2か所に設置することをおすすめします。
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温度・紫外線管理
温度管理
ロシアリクガメに適した温度は以下の通りです。
- バスキングスポット:35℃前後
- ケージ全体:25〜30℃
- クールスポット:22〜25℃
- 夜間:18℃以上を維持
ケージ内に温度勾配を作り、ロシアリクガメが自分で適温の場所を選べるようにしてください。
UVBライトの管理
- 点灯時間:1日12〜14時間
- 交換時期:メーカー推奨の使用期間を厳守
- 設置距離:パッケージに記載された照射距離を守る
餌の与え方
ロシアリクガメは草食性で、野草・野菜・果物を食べます。
おすすめの餌
野草(最もおすすめ)
- タンポポの葉・茎・花
- オオバコ
- クローバー
- ヨモギ
野菜
- 小松菜・チンゲン菜・ケール・豆苗・サラダ菜
果物(おやつ程度)
- イチゴ・リンゴ・バナナ(糖分が多いため与えすぎ注意)
与えてはいけないもの
- ほうれん草:シュウ酸が多くカルシウム吸収を妨げる
- ネギ類:毒性がある
- アボカド:毒性がある
- ブロッコリー・キャベツ:甲状腺に影響を与える成分が含まれる(少量なら問題ないが頻繁な給与は避ける)
給餌頻度
- 幼体:毎日
- 成体:1日1回〜2日に1回
カルシウム・ビタミン補給
餌にカルシウムパウダーをまぶして与えることが必須です。
- 幼体:毎回の給餌時にカルシウムダスティング
- 成体:2〜3回に1回カルシウムダスティング
- ビタミン剤:週1〜2回
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冬眠について
ロシアリクガメは野生下では冬眠する種類ですが、ペットとして室内飼育する場合は冬眠させないことを強く推奨します。
冬眠させない理由
- 冬眠中の温度・湿度管理が難しく、失敗すると命に関わる
- 冬眠前の健康状態の見極めが難しい
- 冬眠中に死亡するリスクがある
- 室内で適切な飼育環境を維持できれば冬眠は必要ない
適切な飼育環境(温度・UVBライト・餌)を維持することで、冬眠なしでも健康に飼育できます。
ハンドリング(触れ合い方)
ロシアリクガメはゆっくりとした動きで観察しやすく、ハンドリングも可能です。
ハンドリングの注意点
- 購入直後は1〜2週間ハンドリングを避ける
- 食後1時間以内はハンドリングを避ける
- 甲羅を強く握らない
- 高い位置からの落下に注意する(甲羅が割れる危険がある)
- ハンドリング後は必ず手を洗う(サルモネラ菌対策)
よくある病気・トラブル
クル病(骨軟化症)
UVBライト不足・カルシウム不足で起こる病気です。
甲羅の変形・四肢の変形が症状として現れます。
UVBライトの設置とカルシウムダスティングで予防できます。
便秘・消化不良
温度が低いと消化不良を起こします。
バスキングスポットの温度を確認し、温浴(30℃程度のぬるま湯で10〜15分)が効果的です。
脱水症状
水分不足が原因です。
週に1〜2回の温浴と新鮮な水の常時設置で予防できます。
食欲不振
温度不足・UVBライト不足・ストレスが主な原因です。飼育環境を見直してください。
まとめ:ロシアリクガメ飼育のポイント
- ケージは成体で幅90cm以上を用意する
- バスキングライトとUVBライトは両方必須
- バスキングスポットは35℃前後を維持する
- 餌は野草・野菜中心で給与する
- 餌にカルシウムダスティングを必ず行う
- 室内飼育では冬眠させないことを推奨
- ハンドリング後は必ず手を洗う(サルモネラ菌対策)
ロシアリクガメは適切な環境を整えれば40年以上一緒に暮らせる素晴らしいパートナーです。
ぜひこの記事を参考に、ロシアリクガメとの生活を楽しんでください。
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