クレステッドゲッコーは、ヤモリの中でも特に飼育しやすく初心者に人気の種類です。
UVBライトが基本的に不要で、性格も穏やかなため、爬虫類を初めて飼う方にもおすすめできます。
一方で高温に弱いという弱点があり、そこだけは注意が必要です。
この記事では、クレステッドゲッコーの飼い方を初心者向けに完全解説します。
クレステッドゲッコーとは
クレステッドゲッコー(学名:Correlophus ciliatus)は、南太平洋のニューカレドニアに生息するヤモリです。
和名は「オウカンミカドヤモリ」と呼ばれ、頭部の王冠のような突起が特徴です。
1994年まで絶滅したと考えられていましたが再発見され、現在は世界中で人気のペット爬虫類のひとつです。
基本情報
- 全長:尾を含めて最大20〜25cm程度
- 寿命:10〜20年程度(飼育環境により差がある)
- 活動時間:夜行性・樹上性
- 適正温度:22〜27℃程度(28℃を超えると負担、30℃以上は危険)
- 適正湿度:50〜70%

クレステッドゲッコーの飼育に必要なもの
ケージ
クレステッドゲッコーは樹上性のため、高さのあるケージが必須です。
- 目安:ケージの高さは体長の2倍以上(成体で高さ40cm以上)
- 通気性の良いメッシュタイプまたはガラス製の縦長テラリウムが適しています
高さや奥行きが不足すると、尾の付け根が曲がったまま固まる「フロッピーテール」という症状につながることがあるため、ケージサイズは特に重要です。
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クレステッドゲッコー ケージ 縦長はこちら(Amazon)UVBライト(紫外線ライト)
クレステッドゲッコーはUVBライトが基本的に不要とされている珍しい種類です。夜行性で物陰を好むため、他の爬虫類ほど紫外線を必要としません。
弱いUVBライトを補助的に使用する飼育者もいますが、必須ではないという点を覚えておいてください。
保温器具
クレステッドゲッコーは高温に非常に弱いため、バスキングライトのような強い加温は基本的に不要です。
- 室温が20℃を下回りそうな冬場のみ、ケージ側面の一部を温めるパネルヒーターなどで温度勾配をつくる
- 夏場は室温が28℃を超えないようエアコンで管理することが重要
- ホットスポットを作る必要はない
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爬虫類 パネルヒーターはこちら(Amazon)サーモスタット
パネルヒーターなどを使用する場合は、温度を一定に保つためにサーモスタットの併用をおすすめします。
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爬虫類 サーモスタットはこちら(Amazon)床材
クレステッドゲッコーに適した床材は以下の通りです。
- ペーパータオル:幼体や誤飲リスクを避けたい場合に管理しやすい
- ヤシガラ土・水苔:保湿性が高く、成体の飼育に向いている
昆虫や人工フードと一緒に床材を誤飲すると消化器のトラブルにつながることがあるため、幼体のうちは誤飲しにくい床材を選ぶのがおすすめです。
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爬虫類 床材 ヤシガラはこちら(Amazon)水入れ・霧吹き
クレステッドゲッコーは水入れから直接水を飲むことは少なく、1日1〜2回の霧吹きが基本的な水分補給の方法です。
葉やケージの壁についた水滴を舐めて水分を摂ります。
念のため浅い水入れも設置しておくと安心です。
温湿度計
温度・湿度を常時確認するために必須のアイテムです。
特に夏場の高温対策のため、こまめなチェックが欠かせません。
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爬虫類 温湿度計はこちら(Amazon)レイアウト用品(登り木・観葉植物など)
樹上性のため、登り木や観葉植物(人工でも可)を配置し、立体的に活動できる環境を用意してあげましょう。
隠れられる場所があることでストレス軽減にもつながります。

温度・湿度管理
温度管理
クレステッドゲッコーに適した温度は以下の通りです。
- 日中:22〜27℃程度
- 夜間:室温より3〜5℃程度低くても問題ない
- 注意ライン:28℃を超えると負担がかかり始め、30℃以上は命に関わる危険な状態になる
夏場は特に注意が必要で、エアコンによる室温管理が実質必須です。
保冷剤をケージの外側に当てる場合は、直接体に触れないよう配置してください。
湿度管理
- 適正湿度:50〜70%
- 1日1〜2回の霧吹きで湿度と水分補給を同時に行う
- 乾燥しすぎると脱皮不全の原因になる
餌の与え方
クレステッドゲッコーは昆虫食の傾向が強い雑食性で、昆虫・果物・人工フードを食べます。
おすすめの餌
人工フード(メイン)
- クレステッドゲッコー専用の人工フード(粉末タイプ)
- 果物や栄養素がバランスよく配合されており、多くの飼育者がメインで使用している
昆虫(副食)
- コオロギ
- デュビア
昆虫は体(頭部)より小さいサイズを選び、食べ残しがある場合は誤飲・咬傷防止のためケージから取り除いてください。
給餌の考え方
具体的な給餌頻度は人工フードの製品パッケージによって推奨が異なるため、必ず使用する製品の指示に従うことをおすすめします。
一般的には幼体でやや頻度が高く、成体になるにつれて頻度を落とす飼育者が多いです。
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ハンドリング(触れ合い方)
クレステッドゲッコーは比較的おとなしい性格で、ハンドリングも可能です。
ただし以下の点に注意してください。
ハンドリングの注意点
- お迎え直後は数日〜1週間ほど環境に慣らす期間を置く
- 高い位置からの落下に注意する(落下時に尾が自切することがある)
- 尾を強くつかまない(自切のリスク)
- 一度自切した尾は再生しない
- ハンドリング後は必ず手を洗う
よくある病気・トラブル
フロッピーテール
ケージの高さ・奥行き不足など、体を丸めた姿勢が続くことで尾の付け根が曲がってしまう症状です。
気づいたらすぐに広いケージへ移し、体を横に伸ばせるレイアウト(登り木・コルクなど)を用意してください。
脱皮不全
湿度不足が主な原因です。
指先や尾の先に皮が残ると血流障害につながることがあるため、霧吹きによる湿度管理を徹底してください。
拒食
新しい環境への適応中や脱皮前、繁殖期に一時的に食欲が落ちることがあります。
ただし1週間以上続く場合は注意が必要です。
熱中症・高温障害
28℃以上が続くと体調を崩しやすく、30℃以上は命に関わります。
夏場の室温管理が最重要のポイントです。
体調に異変を感じた場合は、自己判断せず爬虫類を診察できる動物病院に相談してください。
まとめ:クレステッドゲッコー飼育のポイント
- ケージは高さ重視(成体で高さ40cm以上が目安)
- UVBライト・強い加温は基本的に不要
- 夏場は28℃を超えない室温管理が最重要
- 餌は専用人工フードをメインに、昆虫を副食として与える
- 霧吹きによる**湿度管理(50〜70%)**を欠かさない
- 尾は自切すると再生しないため、落下・圧迫に注意
クレステッドゲッコーは飼育の手間が比較的少なく、初心者から上級者まで長く付き合える魅力的なヤモリです。
この記事を参考に、快適な飼育環境を整えてあげてください。
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